都内某所にて、いわゆるフリーソウルセッションに初参加。
みなさま、お世話になりました。そしてお疲れ様でした。
これまでさんざんスケジュールをチェックしながらも、
そのたびに都合があわず断念していたセッションイベントだったが
今回やっとエントリーできて満足。
このイベントは定例で開催されているもので、
ジャムセッションではなく曲を決め打ち。
その分メンツ、タイムテーブルもバシっと運営の方に決めてもらっていて、
音源を事前に指示したりするので、アレンジもほとんど〜ある程度固定。
演奏前のばたばたがかぎりなく少ないので、
セッティング込み15分という時間の中でスムーズに進行し、
4分前後の曲なら2回できてしまったりして。
「はい〜今のは練習ね。じゃ本番やりましょ」
みたいなお約束もありつつ。
思ったよりゆったりと楽しめた。
んで、やっぱりみんな好きな曲を選んで集まっているため
なかなか気合いを入れて練習してきている。
もちろんレベル(適応力とか表現力とか)が高い人なども見受けられ、
ガツガツした個人練習なんかしてないだろな〜という余裕の風格だったり。
こうした、自分のなかではちょった違ったスタイルのセッションなので
なかなかいい勉強になりましたよ。
最近ジャズのセッションとか、ヴォーカルの方のサポートだったので
自分の手の中にあるもので曲を作っていたんだなあと実感。
外からアレンジやフレーズを吸収したりするのが苦手になってた。
昔聴いていて「あ、これは余裕〜」と思っていた曲でも
しっかり聴き込むと「音価の作り方どうするべ?」とか。
今回の中ではincognitoバージョンの"don't you worry about a thing"の
ベースが未解決&面白い研究課題となった。
2拍め最後の16分音符は、もしかして3拍アタマまで延ばしちゃうの?とか。
一期一会の場での、独特の緊張感と期待感もいい刺激。
「この人スゲ〜!」と思いながら弾いているうちに、
あっと言う間に曲が終ってしまう。
「もう終わりか…もっと弾きたかった…」という健全な気持ちに
立ち返らせてもらったのは最大の収穫だったね。
しかし本当に面白いもので、演奏技術云々とはまったく別の軸で
参加者それぞれが個性というものをしっかり持っているのだなあと思った。
でも技術的にそこそこだと、参考にしている音源に内容が近付けられる反面
歌ったり弾いたりする内容やニュアンスから自分がなくなりかける。
ただ、本当にステキな人は、そこからさらに一歩。
いわゆる、本家を崩して自分なりの再構築をしちゃうんですな。
どうせ演奏するからにはそうありたいなあ、と。
骨を残して肉を足す?