2006年02月06日

ビッグバンド

今日、あるCDを久しぶりに聞き直して
そのクオリティにびびった。
GRP ALLSTAR BIG BAND。
1992年録音の、まさにジャズプレイヤーのオールスターによる
ビッグバンド編成の一発録り。
改めてメンバーをチェックすると
デイヴ・グルーシン、
ジョン・パティトゥッチ、
デイヴ・ウェックルなどは参加していたのを知っていたが、
パット・メセニーの敬愛するゲイリー・バートンや
最近改めて評価の高いリー・リトナーまで!
当時はラジオでこのメンツのライブが流れて(120分番組)
マイミクのzaitonと「これはレアだね!貴重だね」と
テープの交換をしたりしたものだったなあ。
(MDはまだ周囲では普及していなかった)

個人的にここ数年で魅力を感じはじめたのが、ビッグバンド。
バンドというと思い浮かぶのが、コンボといわれる小編成。
人数が多くてもホーン隊あり、コーラス付きで10名ほど。
ビッグバンドだとやはり20名〜30名ということになるのだろう、
イメージとしては吹奏楽の1団体というのが正解か。
実際、ビッグバンドジャズのメンツは吹奏楽出身者が多いように思える。

僕はほんとにジャズ=ピアノトリオというイメージから入ったので
常にアドリブとグルーヴだけを追いかける聴き方しかしていなかった。
けれどもビッグバンドではアドリブはほんの一握りのソロプレイヤーが
1コーラスのソロをとるかどうか。
基本的に譜面に書いてあるじゃん、と。
ドラムやベースはそうそう派手なことをするわけでもなく、
ウォーキングの作り方を必死に探していた当時の僕にはまだ魅力がわからず。

でも、わりと最近(数年前)になって知った。
ホーンセクションの練り込まれたアレンジによるきらめき、
リズムセクションとがっちり組んだキメの爽快感、
コンダクターがもたらす緩急自在のディレクション。

スタンダード、というと枯葉なら「あ〜枯葉ね」と、
Fly Me To The Moon なら「フライミーね」と
ベタベタな演奏を僕らはなんでしてしまうのだろうか。
打ち合わせなし、演出期待してませんという
暗黙のうちに生じる妥協は、
いまここでしか演じられないという幸運とスリルを
いとも簡単につまらない、ありふれたものにおとしめてしまう。

強力な一体感と、その一体感に裏打ちされたアレンジのインパクト。
これってどんなバンドでも重要じゃない?と
いまさらながらに思った。
ビッグバンドは、通りすがりのセッションではない。
バンドの本来の面白さ、やりがいが味わえる場なのだろう。


posted by イニ at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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